エンジンにHHOガスを入れるとどうしても逆火するのは、4ストロークあたり2回点火しているためと推測。特に排気行程後の点火では吸気バルブが開きかけている状態にあるため、吸気経路のHHOガスに火が戻ってしまうのではないかと考えた。

イグナイタユニットはホールセンサ仕様でフライホイールのマグネットの磁気をセンシングしている。センサとイグナイタユニットの間に、自作のパルス分周回路を挟みこんで、ホールセンサから入力されたパルスを1個おきに出力するようにした。これで、4ストローク(1サイクル)あたり、1回のスパークにすることができる。

ホールセンサ自体は、4ストロークあたり2回の磁石通過を感じるが、どちら行程(圧縮行程or排気行程)にいるのかは判断できない。リコイルスターターで圧縮行程の手ごたえを感じたところで、スイッチを入れて勢いよく引けば、正しい同期が取れるはず。

パルス分周回路はそれほど簡単ではない。フリップフロップやカウンタICだとパルス周期は2倍になるのだけれど、パルス幅が長くなってしまったり、Hレベルで待機すべきところをLレベルで出力されっぱなしになってしまったりして都合が悪い。(出力×の信号)

今回はPIC12F675でマイコン制御にすることで、パルス幅を伸ばすことなく、パルス数を1/2にすることができた。(出力○の信号)

ガスを入れて動かしてみたけれど、逆火は抑えられない。逆火する確率は減った 。
ためしに、わざと分周同期を逆にして排気行程TDCのみでスパークするようにしたら、激しく逆火した。一応回路は正しく動いているっぽい。

ガソリンの場合でもキャブレターやインジェクターから必要最小量をシリンダー直近で入れるんだ。ガソリンミストを吸気口から流し込んだらそれは危ない。次はHHOガスをキャブレター経路を通して入れてみよう。キャブレターのニードルを通して逆火しなければよいんだ。この場合ニードルがトーチのようになって火が出続ける不安もないではないけど、まぁやってみよう。