小説外務省(孫崎享 現代書館)は名言のオンパレードだ。

”日本は「同盟国をいじめて、結局は敵国である中国に利する政策をなぜ行うのか」という反論をしただろうか。できない。唯々諾々として米国の指示にしたがった。”(小説外務省)

最近これを彷彿とさせる文言を「進撃の巨人」(諌山創 講談社)でも読んだ。
”一ついいことを教えてやるよ旦那、中央憲兵は頭が悪い。普段巨人相手に殺し合いをしているような調査兵団に俺らチンピラがなんとかできるわけねぇだろってんだ馬鹿だねヤツらは”

仕える側が支配する側を馬鹿にするとはこういうことだ。ここにヒントがある。日本が馬鹿丸出しに従順な同盟国(属国)を演じ続けることで、米国が容認しなかった日本が栄える分の利権を中国に回すことができる。米国はそれに気づかない。外務省の局長も気づかない。

nsn日本はこれからも米国をだまし続け、あくまで米国の指示通りに動いた体(てい)で中国やロシアに”利益を奪われる形”を取り続ければよい。
米国は属国が素直すぎる時は裏で何を企んでいるか当然考えなければならないが、日本政府の誰かがコントロールしているわけではないかもしれない。
支配者の教訓。陰極まれば陽となる。奪い取る時はやりすぎるとひっくり返ってしまうので見極めが必要だ。

中国・ロシアとアメリカとの違いは何だろう。中国、ロシアは種を蒔いて育てることができるが、米国はもう種を蒔いて収穫するということもできなくなっている。1年後に数%の成長が見込めても、そんなゆるい投資は認められない。もうあるところから奪うというフェーズになってしまっている。また中国・ロシアとは対話はできるが米国とはもう対話もできない。指示を伺うだけだ。かといって米国は日本が中国と話をするのを嫌がる。それを知っている小沢や鳩山は政府外交とは別のルートで話をしている。中国・ロシアの首脳も、日本政府は米国の指示下にあると知っている。

米国とは仲良く出来ないが、東アジア&ロシアで仲良くするには今の流れでよい。米国が堕ちた後で自由に動けるようになったらそうしよう。そう思っていなきゃやってられないということもある。ただ今の段階で米国に反旗を翻して命を落としていく人々に聞かせられる話ではないかもしれない。

”(中略)「コイは跳ねてもいいが、池の外に飛び出したらそれきり日干しだぞ」だ。田中角栄が自民党総裁選挙に出ようとしていた中川一郎に言った言葉だけどね」”

”「学者はね、テレビに出るでしょう。それで自分の意見を述べるでしょう。一発で駄目。テレビには番組の筋書きがある。その筋書きで話をしてくれなきゃ、さよなら!よ。僕なんか、テレビが話してくれと思っていることを話す。だから最も需要があるわけ」”

まったくまとまりのない記事ですが、メモ代わりに。