AM用ループアンテナを作る
ある目的でバリコン250pF 1kVを買ったけどすぐ使わないので、以前から興味のあったAM用ループアンテナを作ってみた。
アトリエペンギンは無線関係は素人なのでいろいろWebサイトなどを参照しながら工作。
発泡スチロールにエナメル線を20回巻いて、バリコンと並列につなぐ。一端を適当にワイドバンドレシーバーのアンテナにクルクル巻きつける。
巻き数の計算はAMラジオ用にループアンテナを自作しようを参照しました。計算例は下に
まずはテストで、アンテナにオシロスコープをつないで、低周波発振器(線を1本適当に伸ばす)で576kHzの信号を出す。バリコンを回していくとあるところで信号が大きくなった。この位置で576kHzで共振していることがわかった。これだけでも感動。
さて実際にラジオ電波を受信してみよう
浜松ではNHKラジオ第一放送が576kHzで放送されている。電波塔は南区にある。NHKのサイト
アンテナを作るに当たって初めて電波塔がどこにあるのか調べることになった。
住人に見られないかと心配しながらアンテナと受信機を持ってマンションの外階段へ向かう。
受信機は576kHzに合わせて、バリコンを回すと、、、NHKラジオ第一放送が聞こえた。また感動。
アンテナの向きを変えると聞こえなくなり、またアンテナを用いず受信機だけでも聞こえなかったので、確かに自作のループアンテナで受信できたと言える。
ちなみにゲルマニウムダイオードとクリスタルイヤホンでゲルマニウムラジオとして動作させてみたが・・・ちょっと聞こえず。
これは面白い。これがラジオの世界か。だがほどほどにしよう。
周波数計算例:
バリコン容量Cは250pF、
上記サイト計算でコイルインダクタンスLは大体330uH
なので共振周波数は550kHzあたりに設定できる。
富塚送信所から送信されているSBS静岡放送1,404kHzは室内でもばっちり受信できた。これは楽しい
これを作る前にハードオフ(リサイクルショップ)でAVコンポ付属品と思われる小さいループアンテナを買った。LCRメータで測るとたったの20uH程度しかない。これでどうやって中波(500kHz~1,800kHz)のLC共振を起こさせるのか不思議だ。AVコンポの中でLやCを追加して中波帯で共振させるようにしているのかもしれない。
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