原発を推進しなくてはならない!!!

という立場の人も当然いる。

彼の立場に立って彼がどういった戦略を使うかを考えないことには、原子力政策の表層しか見えない。

まず計画停電を実施して原発がないと電力がまかなえないんだよということを多くの国民に植え付ける。しかし計画停電を乱発しすぎると良くない。以前日本中の全ての原発が止まっていても停電にならなかったことに多くの国民が気づいてしまうからだ。

政府は福島第一原発を中心とした半径20kmを立ち入り禁止にした。しかし半径20km圏外にも北西方向にも汚染レベルの高い地域があるが、ここは立ち入り禁止にはなっていない。

風向きによって汚染地域は変わるのに、避難区域の設定を同心円にするとはなんてバカで無能なやり方だ。多くの識者が言う。

もちろん彼もバカではないし、むしろ賢い。避難区域の設定はそもそも住民の健康を考えたものではなく、公然と人の立ち入りを制限できる土地を設定することを考えたものだ。福島第一原発を中心とした半径20kmの立ち入り禁止区域でできるとっても好都合なことがある。

使用済み核燃料・核廃棄物の最終処分(廃棄)である。

六ヶ所村のプルトニウム再処理計画も難航(頓挫)、高知県の核廃棄物の最終処分場も住民の反対で失敗。日本には核廃棄物を捨てる処分場がなかったのだが、今回の事故が起こったおかげで(?)もってこいの最終処分場ができたのだ。

東電の株主総会で原発廃止の株主提案は否決された。そうではなく、福島第一原発を中心とする立ち入り禁止区域に日本中の原発の核廃棄物を捨てて、引き続き原発推進するべきだという提案をしなくてはいけなかったのだ。その提案が可決されれば確信犯が全国民にばれるし、否決されれば計画が止まるか株主に嘘をつくことになる(慣れっこだろうが)。

偶然とは思うが、今でも国権の中心にある薩摩・長州は明治維新時に最後まで抵抗してきた会津(福島)を嫌ってきた。こうなってしまっては「偶然」だと信じるしかない。もしも偶然でなければ現代の会津藩士が黙ってはおれないだろうから。

ザ・フナイより副島隆彦氏の記事を元に一部自分でも考察。