1m×1m程の金属板2枚を50cm程離して向かい合わせにする。そこに高電圧を印加すればもう簡単な地球モデルの出来上がり。

地表と電離層(もしくは雲)はコンデンサになっていて、莫大なチャージが存在する。主として地表がプラス、上空がマイナスの極性になるようだ。

大気は絶縁で、下から上に向かって電界が存在する。

そこで思考実験が始まる。

地表を想定した下側のプラス極板付近にいろいろ回路を組んでごちょごちょ動かすことで、極板から直流でも交流でもエネルギーを取り出すにはどうすればよいか。回路図で描くとこの通り。

電荷やエネルギーの移動は電源側につけた電流計(電力計)を監視すればわかる。
もし上部に電極がなくて無電界な環境であれば、この要求は不可能に近いことが想像できる。
が、電界が存在する。50cmの距離で100kV印加すれば、電界強度E=2kV/cmとなる。
キーポイントは、電界とパルスによるコントロール、コイルと共振・・・・・

お風呂のお湯を手で揺らす。湯船のサイズにマッチした周波数で揺らすと全然力を入れなくても波が大きくなるのは誰でも遊びでやったことあるだろう。共振を利用すると水(や電子)をととても効率良く動かすことができる。
水を共振させて動かす時に必要なのは重力だ。重力で落ちてきた勢いを利用してもう一度持ち上げてやる。
電子の場合は重力ではなく電界になる。重力はどこでも一定で制御できないが、面白いことに電界は制御できる。

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さて、EARTH電極付近に作られた回路を上手く動かして電力を取り出すことができるでしょうか。
この回路の動作に1Wの電力使ったとする。結果として1W以上の電力が取り出せたら万々歳である。
こういう話をするとエネルギー保存則云々を持ち出す人がいるようだが、エネルギー保存則の話はしていない。
回路図左の電源からはいくら電力を取り出してもよいのだ。(地球のチャージは無尽蔵とみなせる)

一番簡単なのは、上記回路でトランスコイルの上部をIonosphere電極近くまでもっていけば、勝手に放電して制御電力ゼロで電力が取り出せる(雷という)。思考をやわらかく。→下に追記記事あり
レーザー誘雷という手もある。レーザーで大気をプラズマ化して導電チャンネルを形成するというものだ。予期せぬ所に雷が落ちて被害が出る前に避雷針に雷を導くという技術で、1993年ころに成功したという話だがその時の雷の電力は捨てられている。

雷の電力を蓄えたという話はあまり聞かない。それだけのキャパシタ(蓄電池)がないのと、一発の落雷にエネルギー問題を論じるほどのエネルギーがないのだ。それでも「レーザー誘雷発電」で何J(ジュール)かでも発電して見せれば論文も書けるし、人類の未来のための刺激にはなるだろうと考える。 

実験室でできれば、地球でもできる。 頭の柔らかさと実験する行動力とロマンをお持ちの方はチャレンジしてみてはいかがかな。

既存の電力会社がしっかりしているのは、人々から料金を徴収して資本家に還元するシステムを持っていることだ。彼らを困らせるようなものは世の中には広がらない。

資本家に提案しても「どうやって人々からお金を取るのだ?」と言われるだろう。テスラとモルガンのように。

料金徴収システムまで提案して資本家に実験資金を出してもらうか、奇特な金持ちに寄付してもらうかだ。
もしくは一日労働して給料をもらってそれを資金にすればいい。それなら誰にも文句言われずにできる。ただしその場合は自分で作って自分と家族で享受するだけだ。百人、千人、一億人に使ってもらおうと思うなら、そのやり方ではだめだ。
寄付なら出資と違って返さなくていいし、 経済や税の枠組みの外で動くことができる。
宗教法人もNPOもそうやって合法的に面倒ごとを回避しているのだ。

追記:

アンテナを上空に伸ばせば地表とIonosphere 間に電流が流れて電力を取れるというのは重要なことだ。
宇宙エレベーターという構想があり、それ関わる人々は如何に建造するか、如何に物を上げ下げするかばかり考えている。彼らはその塔から無尽蔵に電力を取れることなど見えていないのだろう。それどころか、放電する危険を心配して(既存の電力利権へ配慮して)絶縁体で塔を作りかねない。時々雑誌で特集が組まれたりするが、話半分にしておいてほしい。