Bedini Motorというものがある。
 John Bedini Simplified School Girl(SSG)

フリエネだフリエネだと言って多くのアマチュアが実験している。

磁石をつけたローターをパルス電流で動かし、スイッチOFF時の逆起電力パルスを二次バッテリーで回収するというものだ。

多くの実験屋は次のように解釈する。

一次バッテリーの電圧が(例えば)0.3V低下した。二次バッテリーの電圧が0.7V増加した。一次バッテリーのエネルギー消費以上に二次バッテリーが充電された。オーバーユニティ(OU)だ。ばんざーい。。。。

しかし多くの場合二次バッテリーは次第に電圧が低下してしまう。
コイルに発生する逆起電力は高電圧の短パルス形状になる。それが二次バッテリーに繰り返し印加されることで、二次バッテリーの最終段のセルが高電圧にチャージされる。テスターで計るとあたかもバッテリーが高電圧に充電されているかのように見える。
がそうではない。電圧が高いのは最終段のセルだけで、その電圧は次第に内部のセルに落ち込んでいく。

バッテリーのエネルギー≠バッテリーの電圧 である。

実験者の多くはバッテリーの電圧を測定することで、エネルギーを測った気分になっているが、正しい測定ではない。

井出治氏は(Bedini motorではないが)大掛かりな測定器を用意して出力パルスの電圧と電流の波形を測定し電力(エネルギー)を計算している。
アマチュア がやるなら(内部セルがどう振舞うかわからないバッテリーではなく)大容量のコンデンサをチャージしてその電圧を測定するべきだ。コンデンサにチャージされたエネルギーは1/2CV^2で素直に計算できるからだ。
一次バッテリーの電力消費量も電圧の低下量ではなく、電圧×電流で電力計算しなくてはならない。

まぁいくら精密に計算して(もし)超効率を発見したところで、人に伝えることはできまい。 ではモーターは回り続けその閉鎖系からエネルギーが湧出するデモを見せればどうだろうか。いくらでもインチキできるから誰も信用しまい。
もしもそんなOUデバイスができたら、作った自分だけその恩恵に預かればいいのだと思う。
この星の今の文明は小学校なのだから足し算掛け算は使って良いが、微分を使って計算してはいけないのだ。 そして小学校はその役割としていつまでも小学校なように、この星が大学になることはないのだ。

Bedini motor(と我々の文明(笑))を否定しているわけじゃない。私も着手してみようと、シャフトやベアリングを注文した。円盤はCD-ROMが手ごろな感じ。CDの内径はφ15なのだ。そこでCDがはまるような外径φ15スリーブ付きのベアリングを使ってみようと思う。シャフト径はφ6。

ネオジム磁石も買おう。ネオジム磁石は超強力で、床に置いただけで地磁気の向きに回転する。この地磁気を使うことを常々考えている。ローターにネオジム磁石を取り付け地磁気の向きに回転する。安定の向きになる直前に磁気遮蔽すれば回転の勢いで反対まで戻り、再び・・・

実験と夢想の人生は続く。