Bedini Motorでも試作しようかなと思って、シャフト、ベアリング、磁石やらを買い揃えている。

結局は「トルクなき回り灯篭」であり「アマチュアの作る工作」なのである。
やるだけ時間のムダな気がする。

しっかりとした原理・理屈があれば、何十万円でもつぎ込むことはできるがその理屈がない。
世の天才たちは、もう頭の中で完成しているか、何かが降りてくるものだという。

私はアーリーアダプタ(early adopter)で十分だ。
アーリーアダプタの一番の仕事は、イノベータを追いかけることだ。
そして一番の幸せは、それを手にして動かすことだ。

2012年2月に遡るが、井出治氏の新しい特許2本が公開された。

・インバータ駆動方式 特開2012-023898
・トランス 特開2012-039074
特許庁電子図書館からダウンロードして読みました。
ついでに著書「パンドーラの遺産」も読み返しました。

なるほどなるほど、だいぶ頭に入ってきた。

ポイントは3つ
①一次コイルを2本用意して、磁場が対向するように設置する。
②一次コイルにスパイクパルスを入力し、
③二次コイルに過渡現象が起こっている時に、追いかけるような間隔で次のパルス繰り返し入れるのだ。

①は磁場が反発することで電圧の誘起が大きくなる。
スタティックなインバーターでもモーターでもコイル磁場が反発しあう条件が必要なのだ。

②は電圧の時間変化が急峻なほど未知の起電力が発生するらしい。
時間の二次以上の微分項が未知の起電力発生に起因しているかもしれない。
FETやサイリスタで電圧をON/OFFしてもよいが、急激な電圧変化を起こすには火花放電にこそ意味があるのだ。

③だけを見れば、コイルを良い状態で共振させるということだ。
市販のインバーターでも共振型で効率を上げる試みがある。
モーター実験の場合は、モーターの回転数がある値になると、この共振条件に達して異常現象が顕在してくるものと思われる。

電磁気のパラドックスを考えるのが昔から好きで、コイルを2本直列につないで発生する磁場が向き合う状態に置いたらコイルに電流は流れるのだろうか?電流が流れると磁場が発生するのだから、逆に磁場が発生しにくい状態を作ってやれば電流も流れにくくなるはず。最終的にはDC電流が流れるのだろうが、過渡的にはどんな状態になるのだろうか。というようなことをよく考えていた。なかなか実験もできずにいたが、とってもとっても面白い現象が隠れていたのだ。

①は磁場が反発する→電流が流れにくい→インピーダンスが高い。これによって、起電力(戻りの電圧)が高くなるというストーリーかもしれない。 だとすると既存の電磁気学でも説明できるような気がする。

PositiveEMFの発生とどこからかエネルギーを持ってくる作用をするコア要素となるのは②のスパイクパルスなのかもしれない。

この3つの要素は他の不思議マシンにも共通している感じがする。
たとえばテスラコイルである。
電圧を高める手法として①の反発磁場ではなく二次コイルを多重巻きにしているが、
②スパイクパルスで駆動し
③共振条件がマッチすると大きく動く
そんな時はPositiveEMFが発生し超効率で動いているのかもしれない。
空間を送電する過程でエネルギーが増大するのではなく、一次コイルへのスパイクパルス入力で事は起こっているのかもしれない。
だからニコラ・テスラは、送電用テスラタワーに発電所から電力供給する必要はないと考えていたんだろう。残念ながら今のテスラコイル愛好家の多くは放電させてなんぼと言わんばかりに電磁エネルギーを空間に放射して捨てている。しっかり検討をする必要がある。

「だろう」「かもしれない」ばっかりの記事になりました。