(時々追記しています) 5/6
井出治氏の超効率インバータの実験をやってみようと思う。

見通しや見込みがあるからやるんじゃない。興味があるからやるんだ!やらずにはいられないんだ(@_@;

参考文献
・フリーエネルギー、UFO、第3起電力で世界は大激変する 永久機関の原理がすでに見つかっていた(超☆わくわく)

・パンドーラの遺産―人類に残された最後の未知エネルギー
・インバータ駆動方式 特開2012-023898
・トランス 特開2012-039074

いつものごとく、とりあえずやってみろでトランスを作ってみた。

フェライトトロイダルコア(40-27-15 か?)をハンドプレスで二つに割って、エナメル線を巻く

一次コイル(図のUL1, UL2)ともに86turn、エナメル線φ0.4
二次コイル(図のUL1OUT, UL2OUT)ともに約80turn、エナメル線φ0.4
一次コイルを図のように並列に繋いで磁場が反発するようにする。
ギャップ(GP)は置いた成りで0~2mm
二次コイルは、まずはUL1OUTのみ使用してUL2OUTは開放にしておく

わかる人が見たら「そんなんじゃだめだよ」と笑われると思われるが、まずは味見である。

 

このトランスに写真の駆動回路でパルス電流を流す
電圧15V パルスのパルス幅は約1us。パルス間隔はいろいろ試してピークが一番大きくなった4usの時の写真を載せる。
もっと間隔を短くすると、On-Duty50%を超えてきてもうスパイクパルスと言い難くなる。電流も0.03Aから0.2~0.3Aと大きくなる。磁気飽和を起こす感じで動作しなくなる。
井出氏のトランスはまだお目にかかれていないが、もっと大きいサイズなことは間違いなさそうだ。まぁまずはこのなんちゃってトランスで遊んでみよう

 

上の波形がFET駆動電圧
下の波形が二次側(UL1OUT)の出力電圧。90Vp-pである。GNDレベルはフラットに見える部分のやや上。
スパイクパルスと反発磁界の影響かどうか、電圧は高くなるような感じである。
左の写真は、二次側開放電圧。入力電圧・電流は15V-0.03A
右が1kΩ負荷を繋いだ状態。同15V-0.08A

出力波形は負荷抵抗の大きさでだいぶ変わる。
パルス間隔を伸ばしても、上記文献のような波形にならず、リンギングの減衰振動波形になる。
はたして、パルス幅1usは長くてスパイクパルスと言えるのだろうか。
ギャップの長さを変えてもぴったりくっつけても、多少波形が変化するくらい。

2系統の二次コイルを電圧が高くなるように直列に繋ぐと開放電圧で180Vp-p程。
1kΩ負荷を繋ぐと電圧は低下する。その時入力は15V-0.07A
1kΩ-1/4Wカーボン抵抗は、放射温度計で測定すると80℃を超える。

逆に2系統の二次コイルを電圧が相殺されるように直列に繋ぐと、出力電圧は0Vであった。
その状態でいろいろいじっていると直流安定化電源が過電圧アラートで止まった。大きな逆起電力が一次側に発生したものと思われる。

5/6追記
波形をよく観察すると、一次電流OFF時に二次側にパルス出力が生じている。
一次パルスのON時間を長くすると、OFF時の二次側パルスは大きくなった。
これはフライバック動作という状況だ。こんな動かし方をしているようではダメなんだ。

トランスのギャップを広げたりしても特に波形に大きな変化はないし、片方をはずしてしまっても(反発磁場にならない状況でも)同じように動作した。

パワーアナライザがない状況で、電力を測る術として次の方法を試してみた。
同サイズ同規格5Wのセメント抵抗を2つ用意した(転がっていた)。ひとつは1kΩ、もうひとつは5Ω、

1kΩの負荷をつないだある反発磁場セットアップの時にシステムが消費する電力は12V-0.07A(直流電源表示値)だったので0.84Wである。ドライブ回路がこのうち数%を占めるが誤差程度と見なす。この状態で負荷の温度-時間特性を観測した(測定はしてない)

次に直流電源に直接5Ω負荷をつないで、2.05Vを印加し、負荷抵抗での消費電力が0.84Wになる状況を作り、同じく温度-時間特性を観測した。

結果は前者の温度上昇の方が遅かった
この結果が示すことは、システムに0.84Wの電力を注入した時に、負荷に3Wも4Wも出力はされなかったということだ。

「そりゃそうだ。物理的に当たり前だ」と言って社会に戻ることもできるが、私は「何がいけないのだろう」と考えてしまう(^_^;

井出治氏の論文のツッコミどころは多分皆共通していて、測定方法・評価方法の妥当性に尽きる。
サンプリング周期0.2usのアナライザでどこまで短いスパイクパルスを拾えるのか。
私なら負荷を水に沈めて温度の上昇を測る。これなら水槽と温度計があれば中学生でも測定できるし、様々な状況での電力消費量を比較しやすい。測定方法というのは単純か複雑か選べるのならば単純な方を選択しなくちゃいけないんだ。

次のひらめきや、きっかけがあるまで、放置しよう。そして釈迦物語を読む。